エクセルでデータの集計をする際、セルの中に特定の文字列を含むデータだけ抽出してフラグをつけたいということはないでしょうか?
この記事でわかること
特定の文字列を含むデータにだけフラグをつける方法
この記事が役に立つ状況の例
例:開催されるセミナーの中から、「会場A」の文字列を含むデータに「会場A」とフラグをつけたい。

完成イメージ
完成イメージがこちらです。

セミナー名(C列)に「会場A」という文字列が含まれている行のD列に「会場A」と表示できました。
使用した関数
使用した関数は以下の2つです。
- IF
- COUNTIF
この2つの関数を組み合わせることで、特定の文字列を検索条件として処理を指定することができます。
関数の書き方
=IF(COUNTIF(検索対象,”*特定の文字列*”>0),”表示させる文字列“,””)
今回使用している「*」はワイルドカードと呼ばれており、特定の文字列の前後に何か記載があろうと、「特定の文字列がデータ内に含まれていれば」という条件を指定することができます。
そして、「>0」とすることで、特定の文字列の数が1以上であることをIF関数の論理式とすることができています。
なぜそうなるかの解説
=IF(COUNTIF(検索対象,”*特定の文字列*”>0),”表示させる文字列“,””)を分解してみる。
この関数の基本構造は、IF関数になっています。
ポイントはIF関数の論理式で「特定の文字列を1つ以上含んでいれば」という条件を指定することですが、ワイルドカードを使用しなければ、特定の文字列以外の文字(例では「エクセル講座」等)が含まれている場合想定していた結果を反映できません。
また、IF関数ではワイルドカードを使用することができないため、COUNTIF関数の中でワイルドカードを使用して特定の文字列を抽出しています。
コメント