VLOOKUP関数は、指定した検索条件に対応する値を指定した範囲から拾ってくる関数ですが、検索条件を複数指定したい場合はどうすればよいのでしょうか?
この記事でわかること
VLOOKUP関数で複数の条件を指定して対応する値を抽出する方法
この記事が役に立つ状況の例
例:取引先への請求内容ごとに一覧化されたデータがあり、任意の請求先の任意の請求内容に対応する請求金額を求めたい。

完成イメージ
完成イメージがこちらです。

データリスト上、E社のテナント代は500,000円ですので、結果は「500,000」と表示されました。
使用した関数
使用した関数は以下の2つです。
- &
- VLOOKUP
この2つを組み合わせることで
- VLOOKUPで複数の検索条件に対応する値の抽出
を行うことが可能になりました。
関数の書き方
- =条件①&条件②
- =VLOOKUP(条件①&条件②,範囲,列番号,FALSE)
新規列(例ではB列)に「=条件①&条件②」を表示させておき、VLOOKUP関数で指定する検索条件を条件①と条件②の組み合わせの文字列としました。
なぜそうなるかの解説
今回抽出したい条件は、請求先と請求内容ですので、この2つを組み合わせた文字列はデータリストの中でユニークなものとなり、請求先もしくは請求内容の異なるデータは検索対象外とすることができました。
これによって、抽出したい検索条件を入れ替えると、またその条件に対応する請求金額を求めることが可能です。
検索条件が3つとなる場合も同様に、&で3つの条件をつなげた文字列を用意しておき、VLOOKUP関数の検索条件も3つの条件を&でつなげておけば、抽出が可能となります。
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