エクセルでデータの入力をしている際に、セル内のデータ形式は数値のまま、数値と同じセル内に「円」「月」「カ月」等の単位を表示したいと思ったことはないでしょうか?
数値の後に単位を入力すると、SUM関数等で集計する際にデータが数値ではなく文字列とみなされ計算できなくなってしまうので困りますよね。

これ、「セルの書式設定」を行うことで単位を表示しながら数値として集計することができますので、解説していきたいとおもいます。
セル内のデータは数値のまま、数値と同じセルの中に単位を表示させる方法
この記事が役に立つ状況の例
例:金額が入力されたセル内に「円」という単位をつけ、集計も行いたい

完成イメージ
完成イメージがこちらです。

金額の欄に単位「円」を表示し、かつ合計の計算もSUM関数で行うことができました。
手順解説
手順①:単位を表示したいセルを選択し「セルの書式設定」

今回はC5からC8の金額が入力されたセルと、合計を表示するC9セルをすべて範囲選択しています。
範囲選択し、右クリックをすると「セルの書式設定」というメニューがありますので、クリックします。
手順②:ユーザー定義で単位を設定

セルの書式設定ウィザードの表示形式から、「ユーザー定義」を選択し、種類の欄に上図のように入力します。
#,##0円
#,##0の後に、表示したい単位「円」を入力します。
「#,##0」部分の説明
ここで入力した「#,##0」ですが、「#」は対応する桁数に入力がない場合は表示しないことを指示しています。
このように入力することで、3桁区切りでカンマを表示させることができますので、見やすい表を作成するためには入力しておいたほうがよいでしょう。
入力したら、「OK」を押下して完了です。
ちなみに
ユーザー定義で種類に「#,##0円」とせずに「0円」とした場合も単位を表示させることができます。
しかし、「0円」とだけの入力ですと、下図のような表示になりますので、桁数の大きい数字を扱う際には読みやすい表にするためにも「#,##0円」とすることをおすすめします。


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