エクセルでデータの集計をする際、複数の条件に一致する行の数字を選んで足し算したいということはないでしょうか?
1つずつフィルターをかけて合計していたらいくら時間があっても足りませんので、一気に足し算したいですよね。
この記事でわかること
複数の条件に一致する行の数字のみを足し算する方法
この記事が役に立つ状況の例
例:取引先への請求金額のうち、任意の複数の条件に当てはまる請求金額の合計を求めたい。

完成イメージ
完成イメージがこちらです。

データリスト上のA社のテナント代の請求金額の合計は1,000,000円なので、結果は「1,000,000」と表示されました。
使用した関数
- SUMIFS
SUMIFS関数を使うことで、請求先と請求内容が一致する請求金額の合計を求めることができました。
関数の書き方
=SUMIFS(合計対象範囲,検索範囲①,検索条件①,検索範囲②,検索条件②)
最初にデータリストの中から合計したい範囲を選択し、次に1つ目の条件を検索したい範囲を選択し、次に検索条件を指定します。
検索したい範囲の選択と検索条件の指定を交互に繰り返していけば、合計するための条件は無限に設定することができます。
なぜそうなるかの解説
SUMIFS関数は、最初に指定する合計対象範囲を、後続の検索範囲の選択と検索条件の指定を繰り返すことによって条件をどんどん絞り込むことができます。
絞り込まれた条件に対して、見事条件の網をかいくぐった数字だけを足し合わせる処理を行うため、検索条件を無限に設定し、一瞬で求めたい条件での合計金額を求めることができます。
データの集計時にはかなり使用頻度の高い関数ですので、使いこなせて損はない関数です。
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