エクセルでグラフを作成する際、1つのセルの中にグラフを作成したいと思ったことはないでしょうか?
ツールバーの「挿入」から「スパークライン」を活用することでセルの中にグラフを作成することができます。
独立したグラフエリアを作成するのではなく、セルの中にグラフを表示できるため、エクセルシート自体を投影資料とする際に役立つかもしれません。
1つのセルの中にグラフを作成する方法
この記事が役に立つ状況の例
例:月ごとの売上が記載された表があり、表の横のセル内にグラフを作成したい。

完成イメージ
完成イメージがこちらです。

グラフの中での最大値と最小値に色を付けるなどの処理もできますので、ぱっと見で何月の売上が高かったのか、低かったのかを把握することができますね。
手順解説
手順①:グラフを作成する範囲を選択する

今回はO7:O11を範囲選択しています。
手順②:「挿入」から「スパークライン」の種類を選択する

メニューバーの「挿入」を選択し、
ツールバーの「スパークライン」から任意のグラフを選択します。
スパークラインで使用できるグラフの種類

スパークラインで使用できるグラフの種類は以下の3種類です。
- 折れ線グラフ
- 棒グラフ
- 勝敗
「勝敗」を選択すると、正の数が上・負の数が下に表示されます。
手順③:グラフの範囲を選択する

今回はC7:N11を範囲選択しています。
選択ができたら「OK」を押下します。
ここまででできればセルの中にグラフが出現したと思います。
しかし、複数のスパークラインを作成する際にグラフエリア内の数字幅に違いがあれば、セルによって軸の最小値がバラバラに作成されてしまっている可能性があるので注意が必要です。
手順④:軸の最小値を統一する

メニューバーで「スパークライン」を選択し、
ツールバーから「軸」を選択します。
すると、
- 縦軸の最大値のオプション
- 横軸の最大値のオプション
のオプションを選択できますので、共に「すべてのスパークラインで同じ値」を選択しましょう。
手順⑤:グラフの最大値・最小値に色をつける

ツールバーの「表示」からグラフに色を付ける条件を指定できます。
- 頂点(山):グラフエリアの中での最大値に色をつける
- 頂点(谷):グラフエリアの中での最小値に色をつける
また、ツールバーの「スタイル」の「マーカーの色」から、頂点(山)や頂点(谷)につける色を選択することができます。
エクセルので資料を作成する際にちょっとおしゃれ度が上がるスパークライン、使い方も難しくないですし、知っていて損はないですね!
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