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[Excel]フィルターの使い方徹底解説!今すぐ使える

フィルター エクセル

フィルターはデータリストから特定条件によって抽出することができる機能で、エクセルでデータを扱う仕事には必須の機能です。

この記事ではフィルター機能の基礎から応用までをまとめております。

この記事でわかること
  • エクセルのフィルター機能の使い方(基礎から応用まで)
  • フィルターが使えないときの対処法
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フィルター機能でできること

エクセルのフィルター機能は、膨大なデータリストの中から特定の条件を指定して該当するデータのみを抽出することができる機能です。

指定できる条件は以下の3つです。

  • テキスト
  • 数値
  • セルの色

この3つで条件を指定できれば、エクセルで扱うデータのほとんどを条件指定してデータを抽出することができます。

フィルター機能の使い方(基礎編)

ではさっそく、どのようにしてフィルターを使うのかを見ていきましょう。

使い方の説明をするためにある程度まとまったデータリストが必要ですので、この記事では厚生労働省の人口動態調査結果をダウンロードして使うことにします。

厚生労働省_人口動態調査
e-Stat 人口動態調査より

フィルターのかけ方(設定方法)

  1. フィルターを設定したいタイトル部分を選択
  2. 「データ」タブを選択
  3. 「フィルター」を押下
フィルターかけかた

上図の例では、4行目の「出生数」や「死亡数」などと記載されたタイトル部分にフィルターを設置したいので、A4:G4の範囲を選択しました。

選択した後は、「データ」タブから「フィルター」を押下すればフィルターの設置完了です。

ショートカットは、範囲を選択した後に「Alt + A + T」です。

フィルターでの抽出方法

データリストの中から、今回は都道府県が「東京都」のデータを確認したいとします。

そんなときは、タイトルが「都道府県」のセル内に表示されている逆三角形のマークをクリックし、テキスト条件を指定します。

テキストフィルター

テキストフィルターの入力欄に「東京都」と入力すると、リスト内で「東京都」という文字列を含む検索結果が表示されました。

ここで「OK」を押下すると、チェックがついているデータのみを抽出することができます。

東京都抽出結果

また、チェックを外すことで抽出結果から除くことも可能です。

フィルターの外し方(解除方法)

フィルターを解除する際は、「データ」タブから「クリア」を選択します。

フィルター解除

ショートカットは、「Alt + A + C」です。

フィルター機能の使い方(応用編)

基礎編だけでも充分活躍の場が多いフィルター機能ですが、応用編を学ぶことでさらに便利な機能であることが実感できます。

テキストフィルターに条件をつける

テキストフィルターで、より詳細な条件を指定することができます。

テキストフィルターで指定できる条件は以下の通りです。

  • 指定の値に等しい
  • 指定の値に等しくない
  • 指定の値で始まる
  • 指定の値で終わる
  • 指定の値を含む
  • 指定の値を含まない
テキストフィルター応用

テキストフィルターの文字部分にカーソルを合わせると、詳細な条件を指定することができます。

ただ、正直に申しますとこちらは私自身は使う機会は少ないです。

数値に条件をつける

テキストの詳細条件の設定と同様に、数値でも詳細条件を設定することができます。

数値フィルターで指定できる条件は以下の通りです。

  • 指定の値に等しい
  • 指定の値に等しくない
  • 指定の値より大きい
  • 指定の値以上
  • 指定の値より小さい
  • 指定の値以下
  • 指定の範囲内
  • トップテン
  • 平均より上
  • 平均より下
数値フィルター

数値ですので、テキストより設定したい条件が多く想定されるため、機能も充実していますね。

セルの色でフィルターをかける

セルの色によってフィルターをかけることができます。

例では、「死亡数」が10,000人以上のセルに条件付き書式にて赤色に塗りつぶしを行いました。

色付け

このデータリストで、赤色に塗られているセルのみをフィルターで抽出したい場合、色フィルターにて赤色のデータのみ抽出してみたいとおもいます。

色フィルター

この時、セルの色とフォントの色とどちらでもフィルターをかける条件を指定することができます。

フィルター機能が使えない場合の対応策

フィルターをかけているのに上手くデータの抽出ができないという場合、下記のことを確認してみてください。

  • リスト内に空白の行がある
  • リスト内に結合されたセルがある
  • 複数のシートを選択している
  • データのタイトルが空白になっている
  • 保護ビューになっている

リスト内に空白の行がある

データリストの中に空白の行がある場合、フィルターは上手く機能しません。

これは、フィルター機能がフィルターをかけたタイトル部分から空白の行までをデータリストと認識するためです。

空白の行

このような場合は、空白の行を削除して再度フィルターをかけてみましょう。

リスト内に結合されたセルがある

リスト内に結合されたセルがある場合、フィルターは上手く機能しません。

データリスト内に結合されたセルがある場合はセル結合を解除して再度フィルターをかけてみましょう。

複数のシートを選択している

複数のシートを選択している場合、フィルターは上手く機能しません。

複数のシートを選択している場合は、シートの複数選択を解除してから再度フィルターをかけてみましょう。

データのタイトルが空白になっている

フィルターを設定するデータのタイトル部分に空白のセルがある場合、フィルターは上手く機能しません。

タイトルに空白のセルがある場合、必ず何かしらの値を入力するようにしましょう。

保護ビューになっている

エクセルを保護ビューで開いている場合、フィルターは上手く機能しません。

保護ビューで開いている場合、「編集を有効にする」を選択して保護ビューを解除しましょう。

フィルター機能のショートカット

  • フィルターの設定:Alt + A + T
  • フィルターの解除:Alt + A + C

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