エクセルでデータを集計しているとき、24時間以上の時間を表示・計算したり、60分以上の時間も分単位で表示・計算したいということはないでしょうか?
この記事でわかること
24時間以上の時間を表示・計算する方法
この記事が役に立つ状況の例
例:社員の勤務時間を集計する際に、毎日の勤務時間を合計したい。

完成イメージ
完成イメージがこちらです。

合計時間が24時間を超えても、時間が回らずに表示されるようになりました。
手順解説
手順①:24時間以上の時間を表示したいセルで右クリック、セルの書式設定

今回はM4セルに24時間を超える時間を表示させたいので、M4セルを選択したまま右クリックをして、セルの書式設定から「表示形式 > ユーザー定義」を選択します。
手順②:時間を表す「h」を「[ ]」で囲う
[h]:mm
デフォルトでは時間を表す「h」に「[ ]」がついていない状態ですので、「[ ]」を付けます。
これだけで今回やりたい「24時間以上の時間を表示・計算する」ことができます。
補足
今回は「時間」を24時間以上でも表示・計算する方法を紹介しましたが、「分」・「秒」も同様の方法で対応することができます。
入力 | できること | 表示例 |
[h]:mm | 24時間以上の時間を表示 | 56:00 |
[mm]:ss | 60分以上の分数を表示 | 72:00 |
[ss] | 60秒以上の秒数を表示 | 88 |
h:mm AM/PM | AM/PMで時間を表示する | 8:00 AM |
今回の例では勤務時間を計算したかったため、時間が24時間を超えても単純に足し算されていくようにするため「[h]:mm」としましたが、分数や秒数でも同じことが行えます。
また、「m」を単品で使うと「月」が優先的に採用されてしまい時間の表示になりませんので、「s」と一緒に使う必要があります。
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